先週木曜日に新しい加工機を導入しました。
前機種は4年間使用してまだまだ使えそうでしたが、砥石の傷みや
ポンプの故障などメンテナンスの回数も増えていたことから
新機種導入のメリットの方が大きく感じておりました。
新機種は、3部門に独立した機械で、フレームの型を読み込むトレーサー
レンズの光学中心を設定して加工準備をするブロッカー
そして設定した通りにレンズを削るエッジャーに分かれています。

右がトレーサー、左はブロッカー
特に新機種のブロッカーでは、さまざまなふちなしメガネの穴位置の設定や、シェイプの変形などをすることができることの他に、プリズムレンズのようにレンズを加工機に設定する際に生じる誤差を最小限に抑える機能があります。
そして、こんなギミックも

レンズを加工機にセッティングするためのアタッチメントを画面下に
装着して、ボタンを押すと

ギュイーンという音とともに正確にレンズに装着します。
こういうギミックは大好きです、まるでバットマンのハイテク機器を
連想します。これだけでも加工が楽しくなります。
そして、ブロッカーで設定したデータをエッジャーに読み込み

レンズの大きさや厚み、カーブなどの形状を読み取ります。
レンズのヤゲンや溝をフレームに対してどのような位置に設定するか
微調整をして

レンズを切削します。

また、ふちなしメガネの穴も同時に加工することができます。

ちょっとわかりにくいですが、先端に細いドリルが着いていてレンズに
穴をあけています。
これまでよりも、より正確にスピーディーに加工ができるようですが、
やはり人の頭と手によらなければ良いメガネはできないようです。
posted by yasuhiro hara at 18:23|
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メガネの加工