2012年08月05日

ポラテスト

先週、加工機器の入れ替えに伴い、視力標も入れ替えました。

被験者の視線移動を少なくするため、当初から一つの視標で多くの検査が行える液晶視力標を導入していましたが、新規に導入したのはその改良版です。

sc16rgex.jpg
新型の液晶視標、画面サイズと視標の種類はほぼ同じですが、本体が大きくなっています。


以前の液晶視標 ↓ は、画面サイズは同じでも本体の箱が小さい
sc1700_raex.jpg

視標の本体が大きいのは、ドイツ式のポラテストに倣っているのですが
ポラテストで行う両眼視機能検査は一部融像除去眼位における斜位の測定が目的なので、不要な融像刺激があると検査に不確定要因が入ってきます。
その不要な融像刺激をなるべく少なくする目的でポラテスト本体は大きめになっています。

そのため、壁も白が望ましく、検査室の明るさなども気を付けなければなりません。


sc16cr1ex.jpg
ポラテストに近いサイズの十字テスト視標

十字テストは、ポラテストの第一段階の斜位を矯正する視標ですが、それ以降の検査でも裏付けとなる
基本の視標です。

これを偏光板を通して見ると。

右眼での見え方
sc16crrex.jpg

左眼での見え方
sc16crlex.jpg

両眼での見え方(外斜位、右眼上斜位の状態)
sc16crexoex.jpg
(※ この写真は合成した画像です。無断転載は禁止です。)

これは、偏光レンズを利用し、左右の眼に異なる視標を見せて、そのズレを測るわけですが、プリズムなどで分離した像を見せる検査とは違い、より自然な両眼単一視下で検査ができる利点があります。

そのため視標以外の不要な刺激をなるべく入れないように本体も大きくなっています。
(本家ツァイスのポラテストの本体はもっと大きいです。)

また、この新機種の特徴として検査距離を1cm ずつに設定できる機能が追加されていました。
旧機種は、50cm 間隔の設定でしたが、当店の検査距離は5.5mまでは無理なので、これまで5mで設定していましたが、視標を壁いっぱいに付けると17cm伸びるので、今回から5.17mに設定して検査しております。

posted by yasuhiro hara at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 検査VT
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