2016年07月29日

軸ズレ


−13.00Dの屈折率1.76プラスチックレンズを切削したところ
切削中にレンズの軸がずれてしまいました。

h280728_1.JPG



h280728_2.JPG


乱視軸を 5°で加工したのですが、結果は 9°もずれてしまいました。

これでは、残余乱視といって新たに矯正されない
乱視が合成されるため、ハッキリさが落ちてしまいます。

計算式は難しいので割愛しますが、この度数の場合は
約0.5Dの乱視が矯正されないことになります。

お客様には、納期をもう一週間も待っていただいて作り直しをしました。

最近のプラスチックレンズは、汚れと傷の防止のために
表面がつるつるになっていることもあり
加工中の軸ズレには注意が必要です。
このレンズは特に傷つきにくさのレベルが高いレンズなので
つるつるの度合いも高くすべりやすいのに加えて
加工前のレンズ生地がかなり厚いために
軸ズレが起こってしまいました。

めったにない軸ズレですが
今回は10°近くもずれてしまい、、

気絶するほど悩ましくなりました。


h280728_3.JPG

再度納入されたレンズは失敗は許されませんので

一度大きめに粗刷りをして、軸がズレないように再度仕上げました。


h280728_4.JPG

今度は、軸ズレなく加工できました。




posted by yasuhiro hara at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | メガネの加工
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