2016年05月18日

フィッティングの大事を痛感

先日、ご年配のご婦人から検査依頼と遠近両用メガネの新規作成の
ご依頼がありました。

お客様の主訴は、

これまでに何本か購入していた大手チェーン店で新調した、
遠近両用メガネが遠見も近見もダブって見える
作り直してもらったけれども、やはり同じようにダブって見える

とのことでした。

前眼鏡度数は
R=S-0.50 C-0.75 Ax50 ADD2.75
L=S 0.00 C-0.75 Ax150 ADD2.75
PD 29mm/29mm

当店処方度数は
RV=(1.2×S-0.25 C-0.75 Ax43 ADD2.50)
LV=(1.2×S+0.50 C-0.75 Ax145 ADD2.50)
PD 29.7mm/29.0mm
との結果でした。

あまり変わらない度数のためそれほど差が出ないようなのですが

実は、一番の問題はフィッティング状態にありました。

特にクリングス(鼻パッド)のフィッティングがほとんど
なされていなかったために、レンズが目に近すぎることと、
レンズの装用位置がかなり下になっていたため
近見は使い物にならないほどでした。

実際には、クリングスを伸ばさなければ、充分な
角膜頂点間距離を取れない状態で、クリングスの
位置を下げたいところですが、下げると、
角膜頂点間距離が短くなることから、あまり下げずに
狭くして高さを確保するようにしました。


DSCN0587.JPG


DSCN0586.JPG

この状態で、遠見、近見ともダブらずに良く見える、
ノートパソコンも大丈夫のようでした。

ダブるという主訴だったので、斜位が原因かとも思いましたが、
ダブるというよりもボケるということのようでした。

やはり、フィッティングのあり方でレンズの価値も下がってしまいます。




posted by yasuhiro hara at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | メガネ