メガネとして加工するときに、メガネフレームの型に合わせてレンズを削りますが、いろいろと気を使わなければいけないことがあります。
レンズは、レンズの種類や度数によってレンズ・カーブが違うのですが、加工したレンズを枠入れするときには、レンズのカーブに合わせてフレームのリムもカーブを合わせて調整します。
フレームとレンズカーブが近い場合は、加工時にカーブまで気にすることもないのですが、特にレンズカーブがフレームよりもカーブが強い場合は、リムを合わせるのに時間がかかることがあります。
そこで、フレームをあらかじめレンズカーブに合わせてから、レンズを切削する加工機にフレームデータを読み込むほうがフレームとレンズが合わせやすくなります。


セルフレームはヒーターで温めて、カーブを調整します。
最近はベースカーブの浅い非球面レンズの流通が多いため、浅めのカーブにしてあるフレームが多いのですが、遠視系の凸レンズで球面レンズを枠入れする場合は、あらかじめフレームカーブを修正して型取りするほうが、サイズがきっちり仕上がります。
それで、5カーブ以上になるとレンズのヤゲン(リムにハメ込むための山)にズレがでて、若干ヤゲンが小さくなる部分がでるのですが、加工機の種類によってはカーブの強いレンズ用の砥石が装備されています。
当店の加工機にもついていますが、これが結構重宝しています。

"カスタム"と表示がでていますが、このモードで加工すると、ヤゲンの裏表を別々の砥石で削るため、高カーブのレンズにも均等なヤゲンを立てることができ、レンズの型もきれいに仕上がります。


レンズの山が均等にきれいに立ちます。

砥石とレンズカーブのズレによるヤゲン痩せがなくレンズの型もきれいに仕上がりました。

カーブが強めでも均等にフレームの溝に収まります。

同じ3カーブのリムを持つフレームですが、上のは5.6カーブの凸レンズを枠入れしました。